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愛おしいキミに極甘な林檎を
第61章 真実の愛と花嫁の決意

隙があればこっそり電源を入れようと思っていたけど、叩きつけた衝撃でバウンドして届かない位置に落ちてしまった。
このままだとスマホを使って助けを呼べない……。
「しかもあんなに傷つけたのに大空さんとお姉さんは何もなかったかのように笑っている……。おかしいですよ」
「それは…ひとりじゃないから……」
「はい……?」
「どんなにつらいことがあっても……、私と塑羅緒さんは…何度でも立ち上がって…前に進みます……。
新くんが思っている以上に…私たちは強い…ですよ……」
「じゃあ、立ち上がれなくするだけですよ……。大空さんは未だに探し出せることができないんですから、ボクはお姉さんになんだってできます」
「っ……」
「ここ、全然濡れないですね……。お姉さんってこんなに感度が悪い女でしたっけ?
大空さんはいやらしい体を持った女の感度を悪くするような無能な男だったんですね」

