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愛おしいキミに極甘な林檎を
第44章 愛の結晶

「風子と寝れるのなら関係ないかな」
敷かれている布団の上に横になっているとソラ先輩が隣に寝転がってくる。
狭いけど一緒にいたいから広さは気にならない。
「なんだか懐かしいです。こうやって敷布団に寝るのって。大学生の時に高校時代の部活のメンバーで合宿したのを思い出します」
「うん。その時に付き合ってから初めて一緒に一晩寝たね」
ソラ先輩と付き合って二ヶ月経った頃、高校時代の先生の結婚式の余興の練習で合宿をした。
ハプニングがたくさんあったけど今となっては楽しかった思い出のひとつだ。
「一つしか布団を敷いてくれなかったんですもん。状況も状況でしたし、そこで寝るしかなかったですからね」
「嫌だったの?付き合ってるんだからもっと側にいてもいいかなって思ってた」

