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蜜会
第4章 満たされる
「あんま調子に乗って使いすぎると、滑って転ぶからね。全身につけたいけど我慢」

「風俗って、こういうの、するんだね……」


 たまにその、義樹の硬い指で乳首をいじられるとぴりっと痛いことがある。

 でも今日はそんな悩みもなく、おっぱいだけでまた快感の波にさらわれていくのがわかった。


「瑠璃ちゃんに風俗嬢の真似はさせないよ、大丈夫」


 エッチでお金をもらう女性はすごいテクニックがあるんだろうな。

 職に貴賤なしとかでなく、真剣に尊敬する。

 私、義樹が上手なのに甘えて何もしてないから。


「どう? いつもと比べて」

「ン……いい、よ……」


 またそのぬめった指で、向かい合って座ったままクリいじりを再開されると、話すのも大変なくらい感じる。


「そかそか。……瑠璃ちゃん、おじさんの夢、叶えてくれるかなあ?」


 何かと思えば、少しでいいからマットに寝ころんだ義樹の上で動いてほしいということだった。


「結局、風俗じゃない」


 ふきだして、承諾する。

 楽しそうだもの、下手でいいならかまわない。

 マットに体を横たえた義樹の股間はまた、真上を向いて私を待っていた。

 そこに体を落とすと、私も義樹も快感で声が漏れた。

 じゅうぶんに私は濡れていたけど、ローションのおかげですんなりと、それもいつもより気持ちよく義樹を受け入れることができた。

 動き出すと、義樹は「ああ」と満足げにあえいだ。


「んっ……こんな可愛い子とマットの上でエッチできるなんてなぁ」

「やだ、オヤジ」

「そうだよ、オヤジさ」


 こっち来て、と体を倒すようリクエストされたので義樹に覆いかぶさると、ローションにまみれた私のおっぱいが義樹の胸の上でこねくりまわされ、ぴたぴた、ぷるんぷるんと動いた。


「うあ、ほんと夢みたいだ。気持ちよすぎ」

「じゃ、この体勢でいいなら、いっぱいしてあげる」


 いつも義樹にめちゃくちゃ気持ちよくしてもらってるから、今は少しサービスしてあげよう。

 体を密着させ、義樹の大好きな私のおっぱいをたくさんこすりつける。

 そしていつもの義樹ほどではないけどがんがん腰を振ってあげたら、「あ、瑠璃。瑠璃、いく……」と声を絞り出し、義樹は腹筋どころか体ぜんぶを震わせて私の中に射精した。
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