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蜜会
第4章 満たされる
 数分後、お湯がたまったからおいで、と呼ばれて脱衣スペース……洗面台のほうへまた行く。


「一緒に入ろう?」

「いいよ」


 義樹はやった、と子供みたいな口調で私の肩に手をかけ、キスしてきた。

 ああ、お風呂に一緒に入って、何もしないわけない。

 お湯の中でエッチ。

 想像しただけでまた疼く。


「脱がしてあげよう」


 上機嫌の義樹は私のワンピースの前を開けてボタンをぜんぶ外し、すとんと床に落とす。

 その中から薄い水色のシースルー素材のスリップが出てくる。

 一応セクシー路線を狙ったけどやっぱり、黒とかのほうがよかっただろうか。


「今日はいっそう、可愛いの着てるね」

「可愛い?」

「うん。……どっちかというと、かなりセクシーだ」


 よかった、「セクシー」だって。

 そうじゃなきゃ困る。


「瑠璃ちゃんと風呂に入りたかったんだよ」


 そこで、私はさっきの会話でちょっと引っかかっていたことを聞いてみた。


「娘さんが一緒に入ってくれないから、私と入るの?」

「ああ」


 ごめんね、とバスルームの前で棒立ちのままの私を抱き寄せた。


「無神経だったね。女の子のこと、本気で好きになるなんてもう十年以上なかったから、言っちゃいけない言葉もわかんなかったし」

「うん」


 耳たぶに唇を寄せ、義樹が言葉を続ける。

 触れられた耳が熱くなってゆくのがわかる。


「こんなに可愛い子を、どう扱ってあげればいいのかも忘れていたんだ。……怒った? お風呂、やめる?」

「ううん、許してあげる」


 髪が濡れるので、全部脱いだあとアメニティの中にあったヘアゴムで髪をまとめ、義樹に続いて浴室に入って行く。


「えっ!」


 バスルームには、二人で余裕で入れる丸いジャグジー型のバスタブがあった。

 私が驚いて声を上げたのは、床に何やらピンク色のマット……風俗店にあるような、空気を入れるタイプのものが置いてあるのだ。
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