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蜜会
第3章 溢れる
 体が再び、彼の進入を喜ぶ。

 もう出し入れされるだけで私はめちゃくちゃに声を上げた。

 クリをいじられながら突かれたり、キスしながら突かれたり。

 とにかく徹底的に義樹が腰を使って私を責めたててくれる。

 こんなに一晩のエッチでイきまくったのなんて、初めて。

 そして四回目のスヌーズの最中に、「もうイくね」と義樹はいっそう力強く腰を打ちつけ出す。

 私の奥底に、本当にどう表現したらいいのかわからないんだけど、あのすごくたくましいモノが「ズン!」って響くほど強く押し込まれるたびに、またあの一番大きな波がやってくるのを予感した。


「ああっ、私イきそう、いや、だめ……」

「じゃ、また一緒にイこう。今度は、中じゃなくてお腹に出すから」

「うン……」


 まるで漫画のように、手をつないでキスしたまま、最後のピストンで義樹は「ああっ」と呻いて果て、私も最後の絶頂を迎えた。

 アソコのヒクつきがものすごい。

 義樹は愛液まみれのびくんびくん脈うっているモノを引き抜いて、私のおなかの上にまた大量の精液を放った。

 先端からぴゅ、ぴゅと断続的にとろみのある液が飛び出てくる。

 やっぱり若くないからさすがにあんまり飛距離がないんだなぁって、言葉に出したら義樹が傷つきそうなことを考えてしまった。

 ……でも、義樹のおチンチン、すごく気に入っちゃった。


「少しは中に出ちゃったけどさ。ぜんぶ中に出しちゃうと、瑠璃ちゃんが大変だから」

「うん」


 これなら、精液がついた部分をティッシュで拭いたあと軽くウェットティッシュで再度拭えばすぐ服を着られるかな。

 ……義樹は、時間がない時はシャワーを浴びずに済むようにしてくれたんだ。
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