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蜜会
第3章 溢れる
 キスを重ねながら、安宅さんは私のクリを指でいじったり指を挿し入れたりするし、私は安宅さんの硬いモノを優しく掴んでしごいた。

 もう、頭がぼうっとしてくる。

 でもそんな中でも、目の前の人についていろいろ思いを巡らせてしまっていた。

 顔立ちや雰囲気、体つきを見れば安宅さんは確かに年齢より若く見える。

 でも皮膚のハリは、やっぱり年相応に四十代かもしれない。

 じかにくっついてみると、そう思った。

 でもそんなことは全く、減点対象ではない。

 年の離れたこの素敵な男の人が、どんな風に私を抱いてくれるんだろうという期待でいっぱいだった。


「汗、かいてる」


 ふと視線を、ヌルヌルした液を出し続けるモノから顔へと上げたら、安宅さんの首筋や肩は気がつけば薄暗がりでもわかるほど濡れている。


「うん」


 苦笑しながら手で顔の汗を拭う。


「好きな子と、こんなことしてたら汗もいっぱい出るさ」


 私のアソコから抜き取った指をぺろっと舐め、「瑠璃ちゃんの、おいしいね」とまた茶目っ気たっぷりに言われた。


「美味しいからもっと舐めたいな」


 安宅さんが起き上がってそう言うのを、何のリクエストがどういう意味か察した私は寝たまま両足を開いた。

 薄暗がりとはいえ、じっくり見られるとやっぱり、おっぱいを見られるときよりも恥ずかしい。


「うーん、ココもすっごくきれい」


 屈んで顔を股間に近づけ、アソコをじっくり見られながら、ちょんちょんと指先で私のちいさなクリをもてあそばれると、本当に中からどんどん愛液があふれてきて困る。

 やがてぴちゃり、ぴちゃりと舌がアソコを舐め回し始めると、私は声を押さえられず喘ぎ続けた。


「んっ……もう、もうだめ」

「何がだめなんだい?」


 指と舌をかわるがわる挿し入れ、その間も絶え間なくクリいじりをされて私は限界だった。


「挿れて……」

「おや。もういいの?」

「ン……早く、安宅さんとしたい……」


 嬉しいね、と安宅さんはまた体を起こした。


「もっといじってあげたかったけど、そうだね、俺も瑠璃ちゃんと早くしたい」


 コンドームを出そうとしているのだろう、ベッドの下に脱ぎ捨てたジーンズを拾い上げた安宅さんを私は止めた。
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