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蜜会
第3章 溢れる
 そこから木曜と金曜は慌ただしく過ぎていった。

 それでも何しろ連休の帰省前に大掃除もしていたし、仕事で夜しかいなかったのだからそんなに汚れてもいないけど、女心としてベッド周りや水回りは土曜のうちに丁寧に掃除をしておいた。

 そして、ご飯を買ってきてくれるというけど見栄でスープくらいは作っておこうと思って台所のストックにあった、卵を溶いて足すだけの中華スープを作って待っていると、少し遅れた十一時半近くになってチャイムが鳴った。

 慌てて姿見で自分をもう一回、チェックする。

 髪の毛は昨夜しっかりお風呂でトリートメントをしたし、肩につかないくらいのハネやすい長さでも朝の丹念なブローでまっすぐにしている。

 気に入っている、襟ぐりの大きく開いたグレーのカットソーはけっこう胸が強調されるし鎖骨のラインもきれいに見える。

 それに膝丈の黒いフレアスカート。

 さらに鏡に近寄ってメイクもチェックする。

 今日はこの前みたく接近するのだから、薄めのアイシャドウと、あっさりしたマスカラにチーク。

 まぁまぁ可愛いかな?

 少なくとも、この前よりは頑張った。

 うん、と頷いてからドアを開け、両手に紙袋を下げた安宅さんを迎え入れた。
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