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埋み火
第1章 忍び火

男のピストンとはまた別な動きで霧子は小刻みに腰を動かし始めた。
男がするように前に穿つというよりも、後ろに引くときに注意を払っているように博之は感じる。
結合部分を見れば蜜まみれの自分自身が霧子の中に飲み込まれているのがよく見えるし、上を見上げれば何ともいやらしい顔で喘ぎながら腰を動かしている霧子がいる。
(上になってるきりもエロくていいなぁ、騎乗位ってこんなに気持ちいいのか)
まさか博之は騎乗位……女性上位のセックスが初体験だとは霧子には見栄から言いだせなかった。
しかも、二回戦はここまで全て霧子のリードだ。
こんなに豪華で濃いセックスは今まで全く味わったことがない。
「う、んん……」
「欧米だと、これが普通のエッチみたいよ」
「へぇ……」
「日本人は男主体だから、あんまり女の人もしないんだって」
「もったいねぇなぁ」
「ね。こんなにすごく、いいのに」
博之がときおり寝たまま腰だけ動かして真下から直上へ突き上げると、霧子も体をびくんと震わせて小さな悲鳴を上げる。
「ふぅン! あぁっ!」
「……きり、いいよ。これすっげぇいい」
「気に入ったの」
「うん」
「じゃあ……」
動くのに慣れてきた霧子が甘ったるい吐息を漏らしながら、締めつけて腰を引き始めた。
「ああっ……そんなに締めるとまたすぐ出る」
「出していいわよ」
霧子が体を倒し、口づけてきた。
舌を絡めながら味わう騎乗位ももちろん初めてで、気持ちいい反面「今にも出そうだ」という不安が沸き起こる。
「お前が上に乗ってたら、間に合わないだろ」
「そうね、ゴムつけちゃう?」
「いやだ、生にかぎる。お前がぎゅうぎゅうに締めるから、もう出そうなんだ」
「だめよ……私は、もっとしていたいの」
またがったまま、霧子が眉根を寄せた途端に、また巾着のような締め付けを与えて来たので博之は慌てて霧子の太ももをたたいて「やめろ、ほんとにやめろ」と自分の上から降りさせた。
男がするように前に穿つというよりも、後ろに引くときに注意を払っているように博之は感じる。
結合部分を見れば蜜まみれの自分自身が霧子の中に飲み込まれているのがよく見えるし、上を見上げれば何ともいやらしい顔で喘ぎながら腰を動かしている霧子がいる。
(上になってるきりもエロくていいなぁ、騎乗位ってこんなに気持ちいいのか)
まさか博之は騎乗位……女性上位のセックスが初体験だとは霧子には見栄から言いだせなかった。
しかも、二回戦はここまで全て霧子のリードだ。
こんなに豪華で濃いセックスは今まで全く味わったことがない。
「う、んん……」
「欧米だと、これが普通のエッチみたいよ」
「へぇ……」
「日本人は男主体だから、あんまり女の人もしないんだって」
「もったいねぇなぁ」
「ね。こんなにすごく、いいのに」
博之がときおり寝たまま腰だけ動かして真下から直上へ突き上げると、霧子も体をびくんと震わせて小さな悲鳴を上げる。
「ふぅン! あぁっ!」
「……きり、いいよ。これすっげぇいい」
「気に入ったの」
「うん」
「じゃあ……」
動くのに慣れてきた霧子が甘ったるい吐息を漏らしながら、締めつけて腰を引き始めた。
「ああっ……そんなに締めるとまたすぐ出る」
「出していいわよ」
霧子が体を倒し、口づけてきた。
舌を絡めながら味わう騎乗位ももちろん初めてで、気持ちいい反面「今にも出そうだ」という不安が沸き起こる。
「お前が上に乗ってたら、間に合わないだろ」
「そうね、ゴムつけちゃう?」
「いやだ、生にかぎる。お前がぎゅうぎゅうに締めるから、もう出そうなんだ」
「だめよ……私は、もっとしていたいの」
またがったまま、霧子が眉根を寄せた途端に、また巾着のような締め付けを与えて来たので博之は慌てて霧子の太ももをたたいて「やめろ、ほんとにやめろ」と自分の上から降りさせた。

