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埋み火
第1章 忍び火

「ああ、すご、だめぇ!」
別れた夫も後背位は好きだったが、当時の霧子にはその気持ちよさがまったく理解できなかった。
少しペニスの丈が平均よりもあった夫が遠慮なしに突き上げると霧子はひどい腹痛を覚え、おまけに結婚してからはセックスがどんどん雑になり、さほど濡れないうちからさっさとねじこんでくるのでいつも抱かれた翌日は膣の入口がピリピリした。
あの頃あれほど悩んだセックスも、今ではあふれたものが尻をつたってシーツに大きなしみができるほど泉は常に潤い、博之に後ろから突かれると膝を立てていられないほどの快感がある。
博之にもう少し持続時間があれば、と思うもののこればかりはしかたない。
その博之は休み休み、必死でこらえながらも後背位を楽しんでいるようだ。
「きりね、どんどん尻の突き出し方が上手になってるよ」
「そう……?」
「バック大好きだもんな」
いやらしい女だと言われると恥ずかしい反面、快感も覚えるのだった。
別れた夫も後背位は好きだったが、当時の霧子にはその気持ちよさがまったく理解できなかった。
少しペニスの丈が平均よりもあった夫が遠慮なしに突き上げると霧子はひどい腹痛を覚え、おまけに結婚してからはセックスがどんどん雑になり、さほど濡れないうちからさっさとねじこんでくるのでいつも抱かれた翌日は膣の入口がピリピリした。
あの頃あれほど悩んだセックスも、今ではあふれたものが尻をつたってシーツに大きなしみができるほど泉は常に潤い、博之に後ろから突かれると膝を立てていられないほどの快感がある。
博之にもう少し持続時間があれば、と思うもののこればかりはしかたない。
その博之は休み休み、必死でこらえながらも後背位を楽しんでいるようだ。
「きりね、どんどん尻の突き出し方が上手になってるよ」
「そう……?」
「バック大好きだもんな」
いやらしい女だと言われると恥ずかしい反面、快感も覚えるのだった。

