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埋み火
第1章 忍び火
「よし。じゃあそろそろ後ろから突いてあげる」

「ん……」


 少し休んで尻を撫でたり指でいじってやったりしているうちに呼吸が落ち着いてきた。

 後背位でする、というと霧子は少し腰を落として両脚を開く。


「言われなくても股を開くのか。ほんと、きりはバックが大好きでエロい欲しがり屋さんなんだな」

「やぁっ……」

「ほら、枕」


 正確には枕ではなくベッドに置いてある小さなクッションだが、霧子に渡してやるとそれを素直に顔の下にあてがった。

 霧子はバックの際にあられもない声をあげるので、外に聞こえないよう枕に顔を押し当てることにしている。

 撫でるだけだった両丘をしっかり抱えると、手を添えずに博之は猛々しくそそり立つものを秘口にあてがい、再び押し沈めた。


「あ、あ、いやぁ!」


 正常位のときとは全然違う角度で奥を刺激された霧子はひときわ大きな声をあげた。

 向かい合ってするよりも奥の肉が締まって進入には抵抗があり、博之も若いころならここに挿れるだけで即イっていただろうというほどのキツさだった。


(う、うわぁ、今日もすげぇ)


 このぶんでは休んだかいもなくイくのではというほどの締まりで、それでもおそるおそるゆっくり前後に腰をグラインドしはじめると、襞がまたきゅうっと吸い付いてくる。


「はっ……あああ!」


 霧子の喘ぎ声は叫びに近かった。

 いつも後背位でピストンを始めると霧子の声が甲高くなるので、博之はこれがホテルの廊下に響きわたっているのではないかとひやひやする。

 まだ明るい夕方だ。


「ああん、ひろ、硬くていいよ……ん、あンっ!」

「きり、ちゃんと枕に顔つけろ」

「ん、む、んんっ!」


 そうやって肝を冷やすものの、眼下の女が体をくねらせてよがる様子を堪能できるので後背位を途中に組み込むことは絶対に忘れない。
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