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あなたがすきでたまらない
第17章 隣の芝生は青く見える
楓side


休み明けいつもの様に出勤する

「おはようございます!!」

あんれぇ~?
なんか私を見る目が・・・違う?
私・・・やっちまったか?
急いで全身をチェックする

パジャマで出勤?
ドリフか!!
な、訳ないだろ!!
髪の毛?
一応・・・セットはしてきたつもり・・・
服!!服か??
なんなの?ダサいの?
誰か教えてよ~

そんな事を考えてしまう位、私の顔を見るなり皆が哀れな目を向けるからどうしようかとオロオロしてしまった

ご、後藤君!!
急いで彼を探してしまうのはいつものクセ

ってかいないし・・・
あれ?今日って出勤じゃなかったけ?
キョロキョロとしてしまうのもいつものクセだった

居ない後藤君を探すのは諦めて、何事も無かった様に席に着いて仕事をする事にした

「・・・ってかさ?知ってんの?」

「は?」

たまたま通りかかった婦警が私に遠慮がちに話しかける

「いや、付き合ってたんでしょ?」

「どこに?」

マヌケな私の返事にため息

「後藤君と・・・」

「はぁぁぁ~~???」

なんで知ってんの?
隠してたのに!!
彼女がせっかくコソコソ話をしてくれたのに・・・
私の返事は大きくて、驚きすぎて椅子から立ち上がっていた
椅子が後ろに転がってザワザワして、私の大声に皆の視線が痛かった・・・
イタすぎた・・・

慌てて椅子に座ろうとしても椅子無いし・・・
そしたらデスクの上の書類ばらまくし・・・
朝から何だよ!!
って思ってたら・・・

「課長が呼んでるけど・・・」

めっちゃ小さな声で言うからたまたま通りかかっただけでは無かったんだと思った

「時田ぁ~。ちょっと」

課長が手招くので・・・
私は急いで身だしなみを整え何もなかった様な感じで課長について行った
勿論、その間の皆の憐れむ様な視線の意味が理解出来ずに・・・

失礼します。の挨拶の後に訊ねた

「何でしょうか?」

「うん?知らない?」

「何の事でしょうか?」

私は極めて冷静を装い、もう一度訊ねた

「聞いてない?」

「後藤君の事ですか?」

勿論、課長は私達が付き合ってる事を知ってるけど・・・
ま、まさか!!
課長が言いふらしたり?
で、皆が私を変な目で見るの?
んな訳ないか。
と、一人で考えてたら・・・
課長の言葉にそれ以上に驚いてしまった

「後藤な?小島を殴ったんだよ」

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