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あなたがすきでたまらない
第17章 隣の芝生は青く見える
楓がそれなりに可愛いとは思ってたよ?
そりゃ、そん時はユキさん一筋だったからユキさんのずっと下だったのは事実

楓が俺にそんな素振りを見せなかったから気がつかなかっただけだ

言い訳ばかりが頭をよぎる

・・・考えてみた
必死で足りない頭をフル稼働させて・・・

ユキさんを架空の彼女に仕立てあげてたから寄ってくる女性なんていなくて・・・
神尾が先輩を狙って俺達がいる居酒屋に乱入して・・・
ユキさんを偶然見た楓に対して・・・
「美人だろう?」と自慢した
つい、数カ月前の話

「既婚者なんだけど・・・」
ユキさんが楓にボソッと呟く何かは俺は知る由もない
ただ泣き出した楓がユキさんの言葉で涙を引っ込めた事は理解っていた

ユキさんと先輩・・・
おもに先輩が時田に優しくなった気がするのは何故だろうと思ってはいた
何故だか、俺と先輩の昼飯にいきなり時田が来たり・・・
やたら、先輩が時田を庇ったり・・・
やたら、俺がユキさんの話をすると時田の前で大きなため息を吐いたり・・・

それから俺に気があるそぶりをする

もっと前からであった事を知るのはもっと後・・・


ちょいちょい楓が・・・
「俺の事を嫌ってないかも」
なんて、思うのはもっと先・・。

仕方なくねぇか?
知らなかったんだよ?

・・・知らなかったんだよ・・・
楓がモテてた事なんてさぁ?
知ってたら・・・
知ってたら?
どうかしてたか?

彼女になってください!!
そう言ってたよ。
今なら誓える
だって・・・
俺の彼女はお前しかいないからさ。

俺の彼女になってくれる女なんて・・・
楓しか・・・いないだろ?
知らなかった俺は・・・
バカでアホだな。
そして情報収集力のないダメ刑事だ

恋愛に置いては・・・って事にしていただけるとありがたい
もうこれ以上・・・
自分がアホのカスだと言いたくない
ダメ刑事の判は俺が小島を殴っただけで帳消しにしてもらえるとありがたい

・・・無理だよなぁ・・・
ユキさんばっかりだった俺が・・・
楓がモテてると知った今では・・・

あの時こうだった、ああだった言おうが・・・
実際には違うもんなぁ・・・

俺が実際楓を可愛いと思ったのは・・・
先輩の結婚式のパーティーの時だったしなぁ・・・

つくづく、俺って・・・恋愛初心者の童貞野郎だよ

はっ・・・
自分で言ってて泣けてくるわ・・・

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