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あなたがすきでたまらない
第17章 隣の芝生は青く見える
「後藤君が・・・小島君を?」

殴った?嘘でしょ?意味、わかんないなんで?どうして?

小島君って・・・あの小島君?
少し前まで良く話してたんだよね?
あの人でしょ?
見た目感じ良いけど話す内容はイケてない感じの・・・
すぐにヤリたいオーラだす感じの・・・
後藤君と付き合ったの?とか・・・
しつこく訊いてくる感じの下世話なタイプの人ですよね?
私の嫌いなタイプの小島君・・・で合ってますか?

私は課長には言えない感じの小島君の印象を頭に浮かべた

「どうして後藤君が小島君を殴ったんですか?」

「うぅん?何でだろうね?時田が好きだったからじゃないの?」

「は?」

誰が?誰を?私はマヌケな答えしか返せなかった
課長に対して失礼も承知で

「男と男の嫉妬の死あい」

「しあい?」

「そ。死あい」

試合って・・・どっちが強いか決めるんだよね?

「意味が・・・わかりません」

「時田モテるなぁ!!アハハ!!」

何笑ってんだ?
私がいつモテたよ?

「時田が知らなかったなら後藤は・・・男だ」

後藤君は男って知らなかったのか?
よし
今度、老眼鏡を捧げなくてはな。
だいぶ目が悪いらしい
って、思ったのも秘密

「お前と後藤がつき合ったのを嫉妬した小島が・・・後藤に喧嘩売ったんだ」

「は?」



「謹慎までには至らんし?で、今日は雑用させてる。仕事に穴開ける訳にもいかんし?かと言って休ませる程、人手が足りてる訳でもない。」

ちょ、もう少し詳しく説明して・・・

「後藤君が謹慎とか・・・雑用とかって・・・」

「だから同僚殴った問題で何も罰さない訳にもいかんだろ?周りの目もあるし・・・情状酌量の俺に感謝して欲しい位だ。勿論、喧嘩売った小島は・・・」

クククって笑う課長

「皆に情けない姿をさらされて更に、彼女が居ない事もバレて後藤以上に惨めな感じだから・・・時田も許してやれよ」

「何を?」

「まぁ・・・馬に蹴られて自業自得だからさ」

馬ってのは後藤君の事?

「小島もその覚悟で喧嘩売った訳だし・・・俺としては簡単に殴られる奴より殴った後藤を男だって・・・の意味も込めて厳重注意と情状酌量。俺って話の理解る上司で良かったよな!!」

何、自画自賛してんの・・・
俺ってカッコいいと陶酔してる課長を・・・
今度は私が哀れな目で見てしまっても仕方無くない?
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