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愛されたくて ~わたしってイケナイ人妻ですか?~
第11章 マリ…出逢い

『ねえ、みゆき?

 お願いだから
 そんなに怒らないで
 ちゃんと俺を見てよ。

 正直な話をしよう?

 俺のこと
 どう思う?

 恋愛の対象として見れる?』






ん?

恋愛の対象って…?

どういう意味…?




そういう意味…?



いや、そういう意味って…



どういう意味だっけ…?



「さっきも言ったでしょ?
 カッコイイって…」



『それって
 顔は気に入ってくれたってことだよね?
 
 じゃあ、俺のこと
 恋愛対象としてはどう?

 好きになってくれる可能性はある?』



それは…

なんて答えるのが正解なの…?




マリはすごく遠まわしに
私を好きだって
言ってくれているの…?


そんな考えが頭をよぎった瞬間
心臓がばくばくと暴れ出した。


そんなわけない。


絶対にあるはずがない。



相手はビジュアル系バンドのボーカル。


そんな王子様みたいな人が
私なんかを好きになるわけないじゃない。



…これは夢かも知れない。


そう思いながら
もう一度マリの顔を見てみる。


まるで彫刻のような綺麗な顔で
悩ましげな視線は
まっすぐに私を見つめている。



『遊びじゃないよ。

 俺はこの人って決めたら
 一途なんだ…

 じゃあ、質問を変えるよ?

 みゆきのこと
 好きになってもいいかな?』



あまりにも真剣なその眼差しに

…思わず頷いてしまった。



「わたし…も

 好き…かも

 …知れない」



ぽつりと呟いた
私の声を聞いた途端

マリは本当に嬉しそうに
ぱっと顔をほころばせた。



『みゆき!
 それ、ほんと?』



少し興奮気味のマリを
ぽかんと見ている私の手を持って
マリはそれを自分の左胸に押し当てた。



『ほら!
 ドキドキしてる!』



急に手を握られたことと
彼の心臓の音を感じたことで

私も先ほどとは比べ物にならないくらいに
もうなんなら
心臓が口から飛び出しそうなくらいに
ドキドキする音がレベルマックスだ。





だって…


こんなに


顔が近い…!







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