この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛されたくて ~わたしってイケナイ人妻ですか?~
第17章 亮輔…失った記憶

傷をガーゼで覆い
なんとか服を着る。



この傷が治るのに
いったいどれだけの時間がかかるんだろう…?





治るまでの間
誰にも見られないようにしなければ…。



けれど
娘はまだ一人で
お風呂に入ることは出来ない。



背中を見られないようにするのは
簡単なことではないように思えた。




だからこそ
早く治す必要がある。




娘が起きるのを待って
ドラッグストアに行き
火傷に良く効く軟膏を
買ってくることにしたけれど…。



誰にも見られないように薬を塗ることも
簡単なことではないように思えた。





良い方法なんて
見つかるわけない。



全部
自分で撒いた種なんだから。





この背中の傷痕は
私の罪の代償。



そう受け止めて
耐えるしかないんだ。





突然
メールの着信音が
静かな室内に鳴り響き
びくっと体を震わせる。



もうメールを見るのも
恐いような気がして…。





恐る恐る開いたメールは
亮輔からのものだった。





『もう起きたかなー?

 俺は今、休憩ちゅー

 昨日は楽しかったなぁ

 みゆきったら途中で寝るしなー

 セックスしたの覚えてるかー?(笑)』







私には
このメールに返信する気力もなく

こんなふうにメールしてくる亮輔の気持ちも
全く理解できなかった……。




/121ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ