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《リベンジ★ラブ》
第3章 スイートホーム?
マンションの自分が住む部屋に入ると洗濯で濡れた後のリクルートスーツが染みになっていないかハンガーにかけて眺めてみるがわからない。

就活でこればかり着ていたから肘とか腕の部分とか少しテカってる…
この格好で洗濯とかありえない…

風呂に入ってスッキリすると急に眠気があるがそれ以前に着信2件が気になった。

おそるおそるみてみるとやはり先輩が昼間っからかけてきていて、中川のスーツをクリーニング店に出している時と洗濯を始めた頃だった。

プルル、手にしていたスマホが鳴ると飛び上がりそうな程驚き安いテーブルでお腹を打つ。

でたくない…
だけど出ないと何を言われるかわからない…

『…もしもし森部です』
気のりしない声。

『こっちに用が出来てキャラクターグッズ買ったらお金がなくなってよぅ…2回もこっちからかけてやってんだよ…電話にはすぐ出ろや』
イライラしている口調で、駅の構内アナウンスや人々の喋りの雑音が先輩の声と混ざる。

『あたし就活で面接に行っていて着信にも気づきませんでした…ごめんなさい…』
本人がいないのに手がふるえ声までもふるえる。

『就活?今のところじゃねぇのか?何処で働いてたかも知らねぇけどまたクビ?あっはっは、笑えるぅ…電話に出ない罰かも知んねぇぜ』
ザマアって感じでものを言う。

『先輩は昼間っから何をしてるんですか?バイトだけでは食べていけませんよ』
更に手がふるえ片手で持っていたスマホを両手で持つ程に今のセリフは先輩には言ってはならない事。
何が返ってくるかわからない。

『後輩の分際であんた先輩に逆らうってか!?駅前いるから出て来いやっ!忘れないよういつものを持ってな』
電話を乱暴に切った。

綾香はふるえながらスマホをみた。
そして先輩のアドレスを出し削除を押そうとして指が他をかすめ削除にはならなかった。

先輩、いつものとは給料…
あたしが前の会社そして立川で働いたわずかな給料だけがほしいのですか?

1万円、これで最後にしよう先輩に会うのは…

綾香はパジャマから適当な服に着替えマンションを後にしたが23時もうバスも本数が最終に近くなっている。

駅前に行ったら最終にギリギリかなくなってしまっているかもしれない…

ラッシュ時とは違い乗客は綾香をのぞいて5人くらい、駅前で皆降りるようだ。

閉まった古着屋のシャッターの前に先輩はいた。
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