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《リベンジ★ラブ》
第3章 スイートホーム?
『作ってほしいとか…そういうのつきあってる人にしか言っちゃダメなんでしょ?周りの人に余計な勘違いさせてしまうから…』
窓に映る自分自身の浮かない疲れた表情をみながら言う。

『ねぇここは左折?右折?景色ばっかみていたらナビにもなんないよ…作ってくれとは言わないから目に留まった店に入ろう』
右折という声を聞いてそのように走ると左側前方にラーメン屋がみえそこに駐車する。
彼は車を降り、座ったままの彼女をみていた。

みられ綾香は仕方なく車から降りる。
中川は彼女が車を降りた事で木目黒塗り、さもラーメン店だという店内に入っていく。
20席満席に近く夜21時前だというのに従業員の活気はみているこちら側も元気をもらえそうだ。

『っしゃいませぇ〜っ2名様…奥手前をどうぞ』
あたりを見回すと皆タオルをバンダナ風に頭に結び黒のTシャツに黒のデニムに膝までのエプロンをつけている。

綾香はあっさり柚子醤油並盛・中川はこってり濃いめチャーシュー味噌ラーメン大盛り。

『美味しい』
ひとくちスープを飲むと空腹のお腹に染み渡っていくようで緊張していた1日の表情が緩む。

『…どれ、うん…あっさり柚子醤油も旨いっ…味噌味見する?』
丼をスススッと近づける。

『ちょっ…人の勝手に…』
その場の雰囲気に彼女はそれ以上文句を言う事なく味噌ラーメンのスープをひとくち飲み笑顔になる。

他のお客の麺をすするスープを飲み干す音がBGMとなり心地よく中川はもちろん綾香も完食。

『あっさり柚子醤油・こってり濃いめチャーシュー味噌で2350円…ポイペイ支払い…ありがとうございました〜ぁ、またのお越しを〜』
元気のいい従業員と支払いの中川、後ろにいる綾香。

2人は満足気に車に戻りどちらからともなく笑う。

『もう食べられない…』

『少食の綾香が夢中になって食うラーメンってここは当たりだな…また来よう』
ちょうど綾香の家までの通り道だし、等とはつけ加えなかった。

それから10分でマンションに着いた。
ラーメンのおかげでその後の車内の雰囲気は和んだ。

『リクルートスーツじゃあ家政婦はきつかったか…明日から楽な服装でいいよ…それがないならメイド服とか用意してあげてもいいよ』
目がなくなる程おかしそうに笑った。

『メ、メイド服ぅ?ありえませんっ』
自分がそのような服装をしたのを想像すると恥ずかしくなる。
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