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《リベンジ★ラブ》
第3章 スイートホーム?
『いい加減?何…?』
差し出した手を握られていない事に怪訝な表情をしながら問う。

『家政婦さんが次から次に辞める気持ち…この家いい建物そうなのに住んでいる人がいい加減だから…』
差し出された手を無視して立ち上がり、もうすっかり暗く夕食時に今からマンションまで帰る事を思うとため息が出る。

今何時かな…
知らない場所から家まで、どのバス停に行けばいいのかもわからない…
それもこれも人に仕事を押し付けて納得していないうちに鍵も渡さずひとりにするとかいい加減だわ…
鍵をかけてポストにでも入れておけばあたしはまだ夕陽が沈まないうちに家についていたのに…

『なんだよ綾香、かわいくない…悪かったって言ってるじゃん』
パリッとしたスーツでキメているのに表情は10代の男子みたいに拗ねていく。

『……話していてもますます遅くなるだけ、帰ります……次から鍵をポストにでも入れておいてください』
生真面目な所がでる、相手が謝っているのにそれを聞こうともせずに帰ろうと中川の横をすり抜ける。

『なんだよ綾香、だから俺以外に誰とも…いや宮川春樹がいたか…それに最近の彼氏も』

『……俺以外に誰ともクラスメートに馴染めなかった?言いたい事はそうなのよね茶髪イケメンさん』
綾香は立ち止まったが中川をみる事はなかった。

何も昔の馴染めなかった事を自ら言う事ないのに…
だけどあの物のいい方を考えれば想像がつく…

『自分で言ってりゃ俺は悪くないし……そんなに自分を責めても過去なんて変わりゃしないから…送っていくから車に乗って』
あっけらかん〜とした態度の中川はもう一度車に乗る。

『送れば済むと思って?』
泣きそうになる。

茶髪イケメンさんもあたしの事を誰ともクラスメートに馴染めなかったと思っていたんだわ…
悔しい…

『うちに泊まる?そしたらさ明日は通勤の心配なんかしなくていいじゃん』
車から降りて鍵をかけた。

『茶髪イケメンさんのうちに泊まるとか考えていませんからっ』
綾香は敷地内を歩いて行く、砂利の音。

『本当に頭かたいよね〜、着替えないけどうちに泊めて〜とか言えばかわいげあるのに…送っていくよ』
ややこしい奴、というように小さく舌打ちをして再び車に乗る。

仕方なく車に乗る綾香はみてない風をよそおい中川の運転する姿を横目でみる。
エアコンを先ほどまでつけていたのか車内は涼しい。
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