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《リベンジ★ラブ》
第3章 スイートホーム?
成瀬コーポレーションから車で15分、高級住宅のとある一軒家の車が3台停められる枠の中に駐車し中川はエンジンをきってドアを開けた。

成瀬・中川という2人の名前が刻まれたプレート。
鉄筋コンクリートでグレーの壁で2階建てらしく見上げると何箇所か窓がみえる。

駐車場から家まで10歩、路面は砂利が敷き詰められて防犯対策なのだろうか。

鍵を開け中川は綾香をふり返り、キョロキョロと観ている様子にアハハと笑った。
『どうしたのさ?一軒家なんて珍しくもないだろ?実際森部家も一軒家なんだし』

『茶髪くん…いえ中川さんがコレを?』

『中川さんなんて言い変えなくても茶髪くんでいいよ、言ったろ…成さんと一緒に住んでたって、俺は転がり込んだだけ』

『あっ』
成瀬・中川というプレートに納得がいった。
転がり込んだだけっていうけど車まで所有してるなんてやっぱり凄い…

『綾香、外暑いんだから早くドア閉めて』
スリッパを履きお客様用のスリッパを出してやる。

エアコンを入れたのかむし暑い部屋に風が通る。

お茶のペットボトルを手にした中川がテーブルに2人分置くが先ほど飲んだ事もあり手をつけずにいた。
シンと静まりかえった室内に改めて緊張が増す。
ソファーに向かい合わせだ。

『あの…一緒に住んでいたという成瀬さんは今日は帰らないんですか?』
何故か敬語を時々使うのは緊張からだろう。

『結婚したから時々この家に寄るくらいさ、何?緊張から?俺と2人で…』
意地悪そうに笑った。

『そんな事ありませんからっっ』
膝に手をあてながら何気ない風を装う。

『敬語なんて俺あんたより年下だよ』
観察しているかのよう。

『成瀬コーポレーションに雇われる事になったのなら敬語は当然です、茶髪…中川さんにも』

『俺高校生の森部綾香が好きだったのにずいぶん堅っ苦しくなったんだね?ハンティングして成瀬コーポレーションに来るように仕向けたのは俺だけど雇うのは成瀬コーポレーションじゃなく中川悠哉だよ…茶髪くんでいいよ』
ソファーに両手を当てふんぞり返る。
ラフにしろというのか。

『茶髪イケメンさん…急に連れて来られてくつろげる理由ないです…ここがあたしの仕事場なら尚更っ』
綾香は大袈裟なため息をついた。

『連れて来られて?大袈裟だなぁ…仕事をあげるって言ってんの…とりあえずスーツをクリーニングに出してよ』
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