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《リベンジ★ラブ》
第3章 スイートホーム?
綾香は成瀬コーポレーションから中川の住む一軒家までの地図を面談のその日にA5のメモで渡された。

『あたし成瀬コーポレーションに働くのでは?そう話がいっているものと思って受付の女の人2人にこれからよろしくお願い致しますって挨拶してしまったのにここにも来ないでいいなんて…』
いいように騙された感が苛立ちさえ湧き上がる。
思わずメモをくしゃくしゃにしてゴミ箱に捨ててやりたい心境だ。

『なんか言いたい事が?』
メモを受けとったな、というニヤリとした顔の中川は車の鍵を手にしエアコンをオフにした。

『あたし何の為に真面目に勉強してきたというの?家政婦を扱う正式なとこから雇えばいいと思うのよ、お金をもらう程本格的なノウハウなんてわからないから』
睨みつける、ごもっともだ。

『あんただから雇うんだよ、森部家で住んでいたならやるべき事はわかるだろ?』
鍵を投げて遊びながらドアの方に向かうと綾香の方をみたのは。出るぞという事。

『ちょっと待って…』
急いで中川の後を歩きドアを閉める。
昼間っからロビーを横切り何もしていない風は何とも彼女にしてみれば受付の2人にも後ろめたい。

会社を出て社員駐車場だとわかるような一般の駐車場とは区切られているので会社裏側の敷地にくれば迷う事はない。

国産車の250万白の車に乗り込み乗るように顎をしゃくって合図された。

今からこれに乗って家に行くというの?
…それにしてもあたしは車を持ってないというのに後輩の中川くんは持っているというの?
どれだけ給料が出るというの?
瑞穂大に行ったから、真面目に勉強していった成果が一軒家に車持ちだというの?
あたしをハンティングするほどの役職に就いているというの?
高校卒業ギリギリまで勉強をみてあげたのはあたしやお母さんお父さん、時々直人兄だっていうのに…
今だってこの車に乗るように顎で合図した…

シートベルトをするとそれを確認した中川はゆっくり車を出し会社敷地を後にし国道に出る。
走り出しあの公園よりも逆の方向に走り始めた。

ハンドルに手を軽くあてていかにも運転に慣れている風に綾香はまた中川悠哉が綾香よりも年上だと思われて情けない。
それは今の身なりや環境からなる差から思えてしまう事。

あたし第一志望だった瑞穂大に行けば良かったのかも…
そんな事今更過去には戻れない…
あの茶髪くんがこんな風に……
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