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《リベンジ★ラブ》
第2章 環境……
森部綾香は成瀬コーポレーション側の人になると書いたが実際は立川で数ヶ月働いただけとはいえこのまま辞めてしまっていいのか?という考えがあった。

だからこそ立川株式会社の周りをうろつき誰か声をかけてくれないかと期待していたのだ。
万が一誰かが声をかけてくれたら辞める事をやめこのまま立川にいてもいいかと頼み込むつもりでまるで通勤みたいに1週間立川の周りに通い建物の壁に寄りかかっていた。

そんな痛々しい彼女を遠目からヒソヒソと話す声はあれど直接話してくる人等いなかった。

あっ総務課にいた人達…
会議室を掃除してお茶の領収書を渡しに行っていたのはあたしなんだけど気がついてよぅ〜…

広報の人達…
嫌だった、嫌だったけど…
こっちを見て何か喋ってる、あいかわらず嫌味を?
それでも他の部の人達があたしを必要だと話してくれてはいないの?
広報の人達とは話したくないけどそれが知りたい…
掃除でもなんでもやる、だから誰かあたしを必要としてくれる人が立川にまだいない?

あたしをあの会議に出席させた事で柳瀬率いる広報の7人のチームは成瀬との企画を組んでもらえた。
その件で柳瀬や吉川らに感謝されたかといえばひと言もお礼を言われた事等なく吉川にいたっては中川と寝たと軽蔑の目を向けられる。

あの日中川との会話で成瀬コーポレーションへ引き抜きに柳瀬率いる広報の企画の為に引き抜きを渋々承諾した綾香。
中川から柳瀬に話がいき、あれよあれよという間に森部綾香は立川を辞める方向に話が進み受理されてしまう。

腑に落ちないが立川の人間ではなくなった綾香は正式に辞める2か月の期間まで宙ぶらりんで立川に行けばいいのか成瀬に行けばいいのか、どちらでもない無の期間。

馬鹿みたいに立川の周りをうろついて必要なら立川に戻ろうとしがみつこうとする。

『何してんの?辞めたんでしょ…皆噂してるよ』
先輩とランチした後で会社に帰ってきた吉川がそう声をかけてきた。

『吉川くん、えっと…どんな話を』
綾香は期待した。

『そうやって会社の周りにいて働くわけでもないのにリクルートスーツ着てハイヒールで1週間…痛々しいってさ、誰も必要としてないんだからさそう立川にしがみつくのやめたら?』
哀れむ顔で首をふった。
そして何事もなかったかのように先輩とランチが美味かったと話題を変え会社に入っていく。

痛々しいって皆が?
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