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《リベンジ★ラブ》
第1章 目の前に立つのは…
『作りすぎたので食べてもらえると嬉しいので…先輩どこかのホテルに泊まっているなら差し入れとして…』
綾香は小脇にかかえたカレーが入ったタッパをみて笑った。

ホテルに泊まっていると言ったのは隣の県に住む先輩がこの辺りをうろうろしているならばそうなんだろうと仮定しだからだ。

『働いて金稼いでいるんだろ、高いものくらい奢るのが後輩のつとめ…期待して待ってたのに大損っ』
先輩は綾香の作ったカレーのタッパが入ったレジ袋を掴んで道路に投げた。
辺り一面カレーのにおいがし綾香はレジ袋の中に大量に出てはいるが道路には少し飛び散った程度で彼女はティッシュで拭き始めた。

しゃがむ彼女の肩には古いショルダーバック、そのバックから先輩が10000円を抜き取り足早に去っていく。

泣かない…
泣かない…
出来上がったばかりのカレーとご飯を持ってきたのにひどい…
あんなに楽しく作っていたのに…

レジ袋を何枚も重ね彼女は道にカレーが落ちていないかと確かめバスに乗りにおいにジロジロみられクスクスと笑われながらも暗い自分の部屋にたどり着いた。

ワンピースは少しカレーのにおいがする為に手洗いをし洗濯機に放り込んだ。
あるままを全部タッパに詰めた為に空の鍋と空の炊飯器を泣きそうになりながら洗った。

まだあたたかかったカレーは少し冷めてはいるがほんのりあたたかいそれらをごみ袋に入れ2重にして結んだ時綾香の頬から涙が落ちた。

ひどい…
ひどい…先輩あたしが何をしたというのですか?
おごってほしいならホテルに持ち帰ってカレーを食べればいいじゃないっ
どんな思いで道路に飛び散ったカレーを周りの人々から笑われながらも拭き取ったと思うの?
くだらない、とは言われなかったけどそんな表情をしていた…

料理を作っていた服で洗い物をしごみ袋に詰めたので彼女は風呂に入り棚にある即席ラーメンを作って食べた。
好きなラーメンなのに涙で麺がみえない…

くだらない、それはあたしが言われて落ち着いたのは卒業式の茶髪くんと女子生徒のシーンを忘れさせてくれたから…
そんな事は取るに足らないと笑う先輩がやけにまともにみえてあたしは今まで彼女だと思っていたの…
彼氏なら彼女の作ってくれたご飯は食べるのがあたりまえじゃない?
あたしはカレーに同情する…
許せない…

茶髪くんか……
卒業式のシーンがなかったらつき合いが続いて?
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