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《リベンジ★ラブ》
第1章 目の前に立つのは…
制服のままで会議室の長テーブルや椅子を端に寄せたりすると制服の傷みも早くなる上に低めではあるがヒールの靴では無理がある。
手荒れの時期ではないがものを運んだり掃除したりテーブル等を拭いたりしていると1度の掃除でハンドクリームがほしくなる程潤いがなくなる。

15時からの他の課の為に室内は準備が出来たがお茶の買い出しに行かなくてはならず出かけた。

少し走りつまずきそうになり慌てて前を歩いている年配の人の肩につかまり転倒を避けるが振り向いたおじさんは迷惑そうな顔。
綾香は走るのではなく足早に歩くが足がもつれうまく早足で歩けずに立ち止まる。

あたしってなんで運動が苦手なの…
こんな時早く走りたいのに…
時間もなく仕方なく普段利用しないスーパーに入り名のしれていない激安のお茶を選んでしまったのはお茶コーナーを探している時間がなく店の外の75円に反応しそれを50本かごに入れレジにヨタヨタと気持ちは急いでいるのだが。

25本ずつ両手に持ちフラフラと歩いてくがヒールの為ゆっくりしか歩けない。
行きより帰りは重いものを運んでいる為に15分多めに時間がかかり冷やす事も出来ずにテーブルに置いた時会議に参加する社員らが入ってきて綾香はホワイトボードの後ろに隠れ会議が始まる前の間に中腰の姿勢で出ていく。

幸い紙の資料をめくるパラパラという音と席につく椅子の音にかき消されるように綾香は会議室から出ていく、
トイレの鏡の前で身なりをととのえ3750円の50人分のお茶の領収書を持ち総務課のドアをノックした。

『あなたやけに疲れているように見えますけど?柳瀬に聞くと会議室の掃除に買い出しをやらせられているみたいなんですね?』
今井が椅子をクルッと向けて彼女の方に向き気の毒そうな顔をする。

『ギリギリで…買い出しもいつも行く店に行っていると遅れそうで…走ったらこうなりました』
体育が苦手だった為少し走っても疲労が出てしまう。

『いったいどんな掃除をしているんです?』
怪訝そうに眉間にシワを寄せる。

『物を退かして掃除して元に戻しています』
何か怒られるのでは?と予感、帰りたいと後ろに下がる。

『物を退かさずにあいたところを掃除していけば時間の短縮でお茶を買う時間もとれますでしょう…そして掃除の前に買い出しに行けば冷やしておく事も出来ますでしょ?…』
今井は柳瀬に同情した。

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