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《リベンジ★ラブ》
第4章 困惑…スイートホーム
『いいよ、スマホは車に忘れてきたけどこれで払ってきてよ』
スーツのポケットから差し出された触り心地のいい札を折らずに収納出来るソレは彼の髪の色と一緒だった。

『ご馳走になる理由には…』
綾香は両手を目の前で振り遠慮する。

『仕方ないよね……』
彼はレジの前まで行き5000円札を出し支払っていた。

車に乗り込んだ綾香はまだ言っているが中川は首を振ってエンジンをかけ国道に入る。
『おごられるのが悪いとか言うならついて来なきゃいいのに…こっちが誘ったんだし今朝みたいに飯くらい一緒に食べようよ』
来なきゃいい、と言ったが怒っている感じではない。


再び家のリビング。

向かい合わせに座り食べ始めた時中川が楽しそうに笑って言う。
『わざとスマホを車の中に忘れたんだ、綾香がどういう反応をするかと思って……買い物の暗算楽しそうな顔してするんだね…変わってない』
スパゲッティをくるくる巻いて口元にもっていく。

『わざとなのっ?あたしコンビニすら贅沢は出来ないと思っていたのに…でも暗算は好き…お父さんや直人兄と競うように答えを言いながら買い物してたからつい…いまだにやってしまうの』
サラダを食べながら言う。

『高校生の頃デートで時々そういうとこみてた…俺なんか挑戦しようとしても無理で羨ましかった』

『恥ずかしいよ…かわいげないっていうのかな…スラスラ消費税までも計算して…唯と茶髪くん以外には学校の皆にはみせたくない事だったから…』

『友達の唯さんと俺以外には誰にも…いいよ、そういう特定の人にだけ俺が入ってた事に嬉しくなる』

『茶髪くん…』

『ありがとう、家政婦を引き受けてくれて…仲直りした訳じゃないけど昔みたいにこうしてご飯を食べれている』

『…うん、だけどコンビニの出来合いのご飯…高校生の頃お母さんが惣菜ばかり出してくるから嫌だったって言ってたのにどうして今日コンビニご飯?』

『綾香ってあまり食べないし菓子パンを1個食べてたからランチに誘っても食べれないんじゃないかと…だからコンビニ…俺が買う分にはいいの』

『勝手だぁ、ソレって…』

仲直りした訳じゃないけど昔みたいにこうしてご飯を食べれている、って茶髪くん…
成り行きで家政婦の仕事を始めたけど昔の彼氏と彼女が1日のほんの一瞬だけ顔を合わせている事が今住む事になって混乱してる…
今朝みたいに裸をみるとか…
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