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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第4章 第一話【桜草】 蜜月と裏切り

「全部、全部いやなの。恥ずかしいったらない。私の曾祖母が占い師だっただなんて、あなたの前でわざわざ言わなくても良いことを言うし」
「別に私は全然気にしてないぞ。占い師のどこが悪い? 職業に貴賎はない。それに、占い師は預言をすることによって人を幸せに導くこともできる益のある仕事だ。何を恥じる必要があるというのだ?」
「職業に貴賤はないですって? それを儒学者のあなたが言うの? この国は身分制度で成り立っているわ。私はそれが正しいとは思わないけれど、国王さま、両班だけが正しくて、それ以外の人は何をしても、たとえ両班に非があったとしても勝ち目はない。そんな教えを唱えているのがあなたたち学者でしょう」
「別に私は全然気にしてないぞ。占い師のどこが悪い? 職業に貴賎はない。それに、占い師は預言をすることによって人を幸せに導くこともできる益のある仕事だ。何を恥じる必要があるというのだ?」
「職業に貴賤はないですって? それを儒学者のあなたが言うの? この国は身分制度で成り立っているわ。私はそれが正しいとは思わないけれど、国王さま、両班だけが正しくて、それ以外の人は何をしても、たとえ両班に非があったとしても勝ち目はない。そんな教えを唱えているのがあなたたち学者でしょう」

