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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第4章 第一話【桜草】 蜜月と裏切り

あまり磨かれていない廊下を小走りに進み、玄関まで出たところで溢れる涙をぬぐった。涙が後から後から溢れ出て止まらない。庭へと降りる階を降りきった時、背後からユンが追いかけてきた。
「明姫」
「放っておいて」
明姫は頬を流れ落ちる涙を乱暴に手のひらでこすった。
「何で泣くんだ?」
「恥ずかしいわ」
「何が?」
明姫はキッとなった。
「祖母のことに決まってるじゃない」
ユンが意外そうな表情で言う。
「どこが恥ずかしいんだ。良いお祖母さまではないか」
「明姫」
「放っておいて」
明姫は頬を流れ落ちる涙を乱暴に手のひらでこすった。
「何で泣くんだ?」
「恥ずかしいわ」
「何が?」
明姫はキッとなった。
「祖母のことに決まってるじゃない」
ユンが意外そうな表情で言う。
「どこが恥ずかしいんだ。良いお祖母さまではないか」

