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第7章 おねだり

やっぱり……！
気付かないわけないよね……
直接触ってるんだから……

ハルは泣きそうになりながら首を振った。
そして消え入るような声で囁く。
「……違う」

「あ、じゃあ天然なんだね」
まるで気にしていないような彼の声音。

「珍しい。でも、このちょっと子供っぽいかわいさは
ハルにはすごく似合ってると思うよ」
「ッ……！」

彼が何でもなさそうに発した言葉が、ハルの胸にキュンときた。
ちゃっかり膣の方までキュンキュンだ。

ズルいよ、ずっと気にしてきたこと
そんな簡単に受け入れられちゃったら……
好きになっちゃうじゃん……
感じたくなっちゃうじゃん……
っていうか、さっそくちょっと濡れちゃったじゃん……

彼の右手の骨格の輪郭が
下着の下からいやらしいほどしっかりと浮き出ている。
下着の中のそれが、ハルの股間を直に触れている紛れもない証拠。

彼の指の先っちょが、割れ目をなぞる。
「ん……」

わざとくすぐるように触ってくる。
ハルがそういう、くすぐったい優しい触られ方が
好きだということを、彼はもう熟知している。