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優しいヒトに虐められてます。
第7章 おねだり
大津川がハルと向き合う形で
膝元まで這い寄ってきた。
恥ずかしさとちょっぴり怖い気持ちもあり
ハルは縮こまった。

「緊張してる? ちょっと待ちすぎちゃったかな。
いったんリラックスしよう」
深呼吸でもするよう言ってくるのかな、と
ハルが思っていると……
彼は思いもよらない行動を取った。

「わっ!」
彼はハルの背中に両腕を回して
思い切り抱きついたのだった。

「えっ、何? どうしたの?」
「ハグ。いいから、背中に手まわして」
「う、うん……じゃあ……シツレイします」
片言になりながら、恐る恐る
ハルは大津川の背中に手をまわした。

わぁ……すごくあったかい……

彼がさらにハルの身体を抱き寄せ
二人の身体が密着する。
彼の体温が伝わってくる。
なぜだか、泣いちゃいそうなくらいに心地よかった。

「怖い時なんかに、よく咄嗟に人に
抱きついたりすることがあるでしょ?

たぶん、ハグには怖さとか緊張を落ち着ける
効果もあると思うんだ」

「ハグっていうか……これ……」
抱きしめている、という方が近い。
ディープキスならぬディープハグ。
「フフッ。細かいことは気にしないで」

というか、緊張を和らげるどころか
なんかすごい幸せな気持ちになっちゃうよ……
ずっとこうしてたい……
離した瞬間寂しくなりそう……

「お願い。離さないで……」
気付いた時にはそう口に出していた。
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