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優しいヒトに虐められてます。
第7章 おねだり

「そういえば、目標達成できたね」
「目標?」
「うん。胸だけで達するっていう」
そういえば、そんな目標を作った気がする。
――彼が勝手に。
「じゃあ、もう毎日寝る前にやってたのは
もうしなくていいってことだよね」
「乳首オナニーね。クリローター付きの」
「わ、わざと濁したんだから
はっきり言わないで……」
デリカシーがないのか、彼のSッ気によるものなのかは
ハルにはちょっと判断がつかない。
「じゃあ水汲んでくるね。
僕も喉渇いたから、飲ませてもらうよ」
大津川がベッドを下りる。
「あ、うん。ありがと」
「フフッ。もっともっと『えっちなの』
出してほしいからね」
「っ……!」
ハルはまた顔を赤くなるのを抑えられなかった。
本当に赤くなりやすいのだと自覚できた。
まあ、このドS王子が相手じゃなければ
こんな頻繁に赤くならないだろうけど。
と、戻ってきた大津川は
両手に一杯に水の入った大きなコップをもってきた。
すれすれに入れているところが
まるでドリンクバーではしゃぐ子供のようだ。
「えっ……ど、どんだけ私に
『えっちなの』出させる気ですか」
「え……? あ、いや、片方は僕の分……」
「ぁ……」
「……」
「……」
ハルの顔が今夜何度目かのトマトになっていた。
「いいよ、両方飲んでも」
「一つでいいですっ!!」
大津川の分は向こうで飲んでくると思った
などという言い訳はこの際通用しまい。
ハルは熱くなった顔を冷ますように
片方のコップを取ってぐいぐい呑んだ。
「目標?」
「うん。胸だけで達するっていう」
そういえば、そんな目標を作った気がする。
――彼が勝手に。
「じゃあ、もう毎日寝る前にやってたのは
もうしなくていいってことだよね」
「乳首オナニーね。クリローター付きの」
「わ、わざと濁したんだから
はっきり言わないで……」
デリカシーがないのか、彼のSッ気によるものなのかは
ハルにはちょっと判断がつかない。
「じゃあ水汲んでくるね。
僕も喉渇いたから、飲ませてもらうよ」
大津川がベッドを下りる。
「あ、うん。ありがと」
「フフッ。もっともっと『えっちなの』
出してほしいからね」
「っ……!」
ハルはまた顔を赤くなるのを抑えられなかった。
本当に赤くなりやすいのだと自覚できた。
まあ、このドS王子が相手じゃなければ
こんな頻繁に赤くならないだろうけど。
と、戻ってきた大津川は
両手に一杯に水の入った大きなコップをもってきた。
すれすれに入れているところが
まるでドリンクバーではしゃぐ子供のようだ。
「えっ……ど、どんだけ私に
『えっちなの』出させる気ですか」
「え……? あ、いや、片方は僕の分……」
「ぁ……」
「……」
「……」
ハルの顔が今夜何度目かのトマトになっていた。
「いいよ、両方飲んでも」
「一つでいいですっ!!」
大津川の分は向こうで飲んでくると思った
などという言い訳はこの際通用しまい。
ハルは熱くなった顔を冷ますように
片方のコップを取ってぐいぐい呑んだ。

