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優しいヒトに虐められてます。
第7章 おねだり
「ひゃっ! なんか今ビクっって……」
トウキの顔面が紅潮した。
「もう、いいかげんにしてくれ」
トウキは腕を振りほどくよりも
よっぽど効率的な方法をやっと思い出した。
なぜ最初からこうしなかったのか。
いや、もしかしたら本当は
最初から頭の中にあったのかもしれない。
ハルに押し倒される喜びで封印しただけで。
「指示だ。僕の上から離れろ。
ひとまずベッドの上で落ち着くんだ」
「え?」
忘れていたというように、ハルが呆けた顔をした。