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優しいヒトに虐められてます。
第7章 おねだり
思わず声が漏れていたことに気づき
慌てて口を押さえる。

大津川さんの前でなんて恥ずかしいこと……
ついでにベッドのシーツにも愛液が
垂れてしまっていた。

「楽になった?」
言いながら、彼は携帯でローターの振動を止める。
「はい……」

正直に言えば、この淫液を抑えるために
自慰もさせてもらいたいのだが
あらかじめ指示が出されているためにできない。
さて、どう切り出したらいいのか……

「あの、本当にすみませんでした」
とりあえず、彼との関係修復から
取り掛かることにする。

「待って」
「?」
「たぶん、君は勘違いしてる」
勘違い?

「僕たちが言い合いになった時、もしかしたら
僕が感情的になって見えたかもしれないけど
別に僕に怒りの感情とかはまったくなかったんだ」
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