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優しいヒトに虐められてます。
第7章 おねだり
歩いて地面を蹴るたびに
振動が股間へと返ってきた。

振動を押さえるようにして歩き
何とか大学に戻ったものの
講義はまるで集中できなかった。

常にムラムラとした意識が頭の中にあるせいか
教授の言葉がハルの脳内で一度卑猥な単語に
変換されてしまうと、もう止められなくなった。

制止がかかり……インポートする……一万個として……
結合部が……出しちゃえば……交わればいい……
沽券に関わる……洪水になっちゃっても……逝く時……
エセックス州……突き上げるように……繋がりながら……
AV機器と……栗の味……ちゃんと加えて……

最後の講義が終わるまでの時間は
逆に短く感じた。
ローターからの刺激と頭に浮かぶ卑猥な単語で
ハルの身体はすっかりとろけていたが。

帰りの電車の揺れも、行きに比べて
妙に身体の内側を揺すってくるように思えた。

家に帰りつくなり、ハルは
ベッドの上に上半身を投げ出した。
下半身に伸びそうになる手をお腹で潰す。

ひじょーに、マズい。
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