この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ
王子様は、きらきら星の住人
第1章 壊れたきらきら星

 足元から立ちのぼる生暖かい不気味な感覚に身震いする。
 目の前にある鍵盤が、全く別の物体に見えた。
 今、何処にいて、何をしようとしているのか、わからなくなりそうだ。
 客席がざわめき始める。いつまで経っても演奏が始まらないからだーー
 
「真由ちゃん!あなたの好きなキラキラ星でしょー!頑張って!」

 母の必死な励ましが会場じゅうに響き、かえって真由を居心地悪くさせた。
 
 弾かなくちゃ。キラキラ星を、弾かなくちゃーー
 真由は、鉛のように重たくなった両手を鍵盤の上に置き、先生の顔を見る。
 先生はお面のような笑顔で頷き、タクトを大きく振った。
 最初の音を鳴らした瞬間、真由の身体中の血の気が引いた。
 先生が大きく目を見開き上半身を傾けタクトを振りながら、真由の方へ囁く。

「真由さん、そのまま続けて」

 続けるどころか、真由は全く動けないでいた。
 間違えたのだ。初っぱなから。
 始まりのフレーズを、一オクターブ高い音で鳴らしてしまった。 
 
「あ~あ、やっちゃったよ、やっぱり尻のでっかい女は頭の中が空っぽだよな~」

 背後から、ジョーの冷やかしが聴こえる。
  
/35ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ