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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第3章 混・乱・事変
「お……おおおおじゃまじゃま……しました……しゃっ社長さん、お母様にはまた改めてご挨拶とお詫びに」
目の前をぐるぐると回る小さな星を首を振って振り切り外へ出ようとするが、突然照明が落ちて真っ暗になり、その一秒後閃光が辺りに瞬いた。
直後に轟音と共に地震のような振動を感じ、しのはドアの外を見回すが、堺は耳を塞いで蒼白になる。
「ひっいいいい――――――!」
「堺さん?」
耳を掌で押さえたまま座り込んだ堺を振り返るが、しのの鼻腔は雨が降りだす時の独特な湿り気の匂いを察知していた。
マンションの壁を叩く雨音は次第に強くなり、また不穏なゴロゴロ……という音が聞こえてくる。

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