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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第8章 愛の巣
「えっ……」
何かを言う前に細く柔らかな腕に強く引き寄せられ、二人の唇が軽く触れ合い、瞬間電流のような震えが走った。痺れたのはしのの方なのか、それとも堺の方だったのかーーそれを確かめる前に、再び唇が重なり、どちらからともなく舌を絡めた。追いかけっこをするように互いの舌先を求め、捕まえられそうになったら逃げる、という繰り返しを何十秒かした後、しのが小さく溜め息を漏らした。
その瞬間、堺の身体の芯に火を放たれる。
しのの頭を掴み、甘い飴玉を味わうかのように唇を丁寧に舌でなぞり、深く舌を差し入れると、咥内の隅々まで味わい尽くす。しのの舌もぎこちないながらも彼の貪欲な動きに負けまいと付いてきて、二人の熱は高まるばかりだった。

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