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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第6章 身体が先か、恋が先か――
――引き留めてくれないの?さっきまであんなに烈しく求めて来て、蕩けるみたいな優しい眼差しで私を見ていた癖に……
その腕で掴まえて、胸の中へ引きずり込まないの?
一度抱いたら、気が済んだってこと?
もう私は要らないって?
しのは、冷たいドアノブを握り締めて背を向けながら、彼が情熱的に追いかけてくるのを心中で待っていた。
だが、堺は首と背中までが吊ってしまい、しのの気持ちを察する余裕が全くなかった。「ひいっ」と時折裏返った声で叫び、床をゴロゴロ転がっている。

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