この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
熱・愛・契約~熱・愛・事変
第6章 身体が先か、恋が先か――
「……っ?」
しのは呼吸を乱し、彼の愛撫で高められた身体の熱をどう逃せば良いか分からず、思わず側にあったクッションを掴むが、彼が口元を緩めてじっと見詰めているのに気付く。
「……っ……なんで……そんな風に……見るの……っ――あっ!」
しのは、嬉しいようなくすぐったいような不思議な気持ちで彼に訊ねるが、彼の指が秘園の蕾を摘まみ、声をあげてしまう。
同時にまた新しい蜜が零れ落ちていき、しのの身体の中心は熱く柔らかく蕩けていく。
堺は目尻を下げ頬を上気させ、しのが喘ぐのを眺めた。
「……しのが……凄く可愛いから……だよ」
「――っ」
しのの瞳にまた涙が盛り上がる。
アイドルとしてデビューして、沢山の人々の目にさらされて注目を浴びてきた。だが、常に向けられるのは侮蔑と妬みの込められた冷たい視線だけだった。時には剥き出しの性欲をしのにぶつけるようなファンの視線もあった――ネットに目を覆いたくなるような書き込みを見付けたり、ステージに飛ぶ野次に表面上は平気な振りをして笑顔でいても、胸の中は乾ききっていた。
――こんな風に……優しく見つめられた事なんてない……
しのも彼を熱く見詰めるが、彼が嬉しそうに歯を見せた途端急に恥ずかしくなり、クッションで自分の顔を覆い隠してしまった。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


