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契約的束縛ー羞恥公開調教
第24章 男達の心と覚悟

「次は、目に見える火が良いですかね?」
「はい・・・」
力を集中させれば、目の前に今度は小さな火が現れユラユラと漂う。
「くすっ‥
これでは風に消されてしまいますよ??」
「じゃ、こうしたら?」
美波の力が若干変化。
だが、これは風の力。
「・・・・・
なるほど、火を風の籠に閉じ込めましたか‥」
「灯籠って分かります?
蝋燭の火を囲うものなんですけど‥」
「分かりますよ‥
それがヒントで、風で作った訳ですか‥‥」
「はい、変ですか?」
「いえ、上手い考え方です」
私とは違う発想。
力も使い手が変われば、使い道も変わる、良い意味で美波の考えは合理的。
「最後に水、地というのもありますが、いかせん此処は屋根の上ですので‥」
「あっ、そうだよね」
水を、空気中の水分を力に、と思ったら・・
「・・・きゃっ!?」
「・・・美波・・・」
水分を集め過ぎて、私と美波の間だけちょっとした、バケツをひっくり返したようなスコール状態、勿論2人揃ってずぶ濡れ。
「ごめんなさい、加減狂っちゃった、みたい‥‥」
「初めてで、これだけ集められれば十分です‥‥が、見事にやりましたね‥‥」
「はぁ、やり過ぎました・・・」
仕方無しに濡れた髪を掻き揚げ、美波の髪も乾かす結果に。
これは風と火の応用。

