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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第21章 まもなく境界線に、電車が参ります
「……一族の者、皆で貴女様の御無事をお祈り申し上げます。そしてその恋路がつつがなく実り、万人に言祝がれるものでございますよう」
「……ふふっ」
それを直接言われるのは何ともむず痒い。それでも神依が頬を染めて笑めば、男達もまた一抹の不安と諦観と共に、柔く笑った。
 加護を受けるべき弱い命の奥に宿る、強い意思と恋慕。それを留めることは、古より何人(なんぴと)にも叶わない。

***

 それからの準備は、早かった。神依は再び淡島の巫女装束に着替え、女達がまとめてくれた荷を背負う。衣も外套も、香が焚き染められ甘い花の香りがしていた。
 「──そうだ。あの……あなた達は、淡島には来れないのですか?」
「それは……勿体なきお言葉ではありますが、高天原にはそれを良しとせぬ神々もおありでしょう。また貴女様のように、長い時の巡りの中で、この国を訪れる運命(さだめ)の子が現れるかもしれません。その子は間違いなく、この黄泉国や我らが神に近しい者でありましょうから……そこを歩む子らの助けとなることが、今の我らが果たせる唯一の役目と心得ますれば」
「そう……」
そして別れ際、神依は思い切ってその提案を持ち掛けてみたのだが、今度は逆に断られてしまうことになった。
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