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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第21章 まもなく境界線に、電車が参ります
男の衣の影に隠れ、こちらを窺うように見ている小さな蜘蛛は子供だろうか。端々まで行き渡っているらしい、神依の理解が及ばぬ価値観。
 けれどもここで彼らの神の名を問うのも野暮ったいし、おそらく神という存在自身がそういうことをを望まない気がして、どうしたらいいのか浅い記憶を掘り起こす。
「えぇと……えっと。……じゃあ、あの……できたら、でいいんですけど。……あなた達に一つ、お願いをしてもいいですか?」
そして最終的には男の望み通り、禊や童に振る舞うように自らを一歩上に退かせれば──男はほの暗い空気の中にも生彩を取り戻したかのようにその表情を明らめ、深く頷いた。
「勿論にございます。元より、貴女様のようなお方がこの世界に在るのには、きっとやむにやまれぬご事情がおありなのでしょう。御身(おんみ)を天に晒すをお厭いになるのならば、我らがその月を隠す地底の叢雲に。新たな住まいを求めるのならば、どうぞ我らの里にお降り下さい。貴女様のために新たな斎(いつ)の真屋(まや)を建て捧げ奉りましょう。
遥か神代(かみよ)の古に、我が主が望んだように──貴女様も我々を使い、貴女様の望みを遂げられますよう」
「……あ」
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