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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第21章 まもなく境界線に、電車が参ります
 その胸中がどんなものか、高天原も豊葦原も、その時の流れを知らない神依にはよく分からない。ただ何故か自分が悪いことをしてしまった気がしてごめんなさいと呟けば、男は何故か嬉しそうに笑みを深めて頭を横に振った。
 「……そうして永らく神世から遠ざかっていた我らでしたが、ここ数日、にわかに黄泉の空気が変わるのを感じました。そぞろわしくも、どこか祭の前のように端々の神までときめくような──。そして波が退くように幽鬼や毒蟲達が去り、代わりに現れたのが貴女様でございました。黄泉の端神、龍の稚児を随(したが)えて。
そして我々は貴女様が宿す懐かしき気配に誘(いざな)われ、こうして一族の者ども罷(まか)り越したのでございます」
「あ……あの、でも、どうして? 私は、あなた達が想う神様を知らないかもしれない……。あなた達にしてあげられることも、何も」
「いいえ、貴女様はご存知のはず。だからこそ、我らに取っては貴女様に見(まみ)えることが出来ただけで、大変に喜ばしいのです」
「……」
神依が目をしばたたかせれば、男の言葉が真実であるかのようにそうっと蜘蛛の群れが動く。
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