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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第21章 まもなく境界線に、電車が参ります
 そのまま中に上がり、多少の罪悪感と共に家の中を回ってみれば、囲炉裏のある部屋と小さな部屋が二つ。柱や壁、家具などは神依が見てきた淡島のものより古い佇まいをしていたが、床の木板や畳に目立った汚れはなく、横になるには申し分ない。とはいえさすがに押し入れや箪笥を開くのは憚られたので、小さな部屋の隅に数枚積んであった座布団だけを借りて、囲炉裏のある部屋に移った。
 背嚢を下ろしながら座布団の上にぺたりと座り込み、また腰に結わえていた荷や玉をほどけば、すうっと体が軽くなる。子龍も興味津々な様子で部屋の中を見回していた。
 神依は念のため障子や襖が閉まっていることを確認して、背嚢から手拭いと水の入った革袋を取り出す。それからおそるおそるではあったが衣をはだけて体を拭けば、また気分もすっきりとして落ち着いた。
 (……火が起こせたら、もっと良かったのになあ)
目の前の囲炉裏を眺めながらそれを思うが、仕方ない。神依は相変わらず自分では火道具が扱えず、料理で火を使っている間は必ず櫛名田が隣にいて、神依の不安を取り除いてくれていた。
 ただこの世界は、季節が冬のせいなのか暗いせいなのかは分からなかったが多少気温が低く、肌寒い。
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