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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第19章 還るべき場所
だから神依は、自分が見てきた穏やかな笑みを浮かべる日嗣と、そんな日嗣と自分を結びつけてくれた神々の姿を思い描いて、自分の心にも言い聞かせるように行く末を想う。
「もしも本当に日嗣様が来てくれていたなら……なおさら、私はここを出ていかなきゃいけないみたいです。いつもみたいに、きちんと見えるところで待っていてあげないと……きっと、日嗣様は困ってしまうから」
「……戯(たわ)けたことを申すな。……門から一歩外に出れば、もはやそこは別世界だ。理など無い、あらゆるものが無秩序に混じり合う混沌の世。淡島と同じく淵の見えぬ世界で、その途方もない闇の中で、うぬは本当に日嗣と会えると思っておるのか?」
「はい。……たとえどんな世界であっても、私は絶対に惑わないし迷いません。私の視界は、鼠軼様が託してくれた未来が照らしてくれます。そして私の歩むべき先は、誰よりも優しかった道の神様が導いてくれるはずです。……それに」
「……」
「……そうやって沢山の人が結んでくれた絆は、きっと……きっと、縁結びの神様が護ってくれているはずだから。今度は私が、日嗣様のことを信じて……求めて、駆けていきたいと思います」
「……」
「もしも本当に日嗣様が来てくれていたなら……なおさら、私はここを出ていかなきゃいけないみたいです。いつもみたいに、きちんと見えるところで待っていてあげないと……きっと、日嗣様は困ってしまうから」
「……戯(たわ)けたことを申すな。……門から一歩外に出れば、もはやそこは別世界だ。理など無い、あらゆるものが無秩序に混じり合う混沌の世。淡島と同じく淵の見えぬ世界で、その途方もない闇の中で、うぬは本当に日嗣と会えると思っておるのか?」
「はい。……たとえどんな世界であっても、私は絶対に惑わないし迷いません。私の視界は、鼠軼様が託してくれた未来が照らしてくれます。そして私の歩むべき先は、誰よりも優しかった道の神様が導いてくれるはずです。……それに」
「……」
「……そうやって沢山の人が結んでくれた絆は、きっと……きっと、縁結びの神様が護ってくれているはずだから。今度は私が、日嗣様のことを信じて……求めて、駆けていきたいと思います」
「……」

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