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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第19章 還るべき場所
 そして思い出の中の誰かの声は、臆病になっていた神依の中に少しずつ染み込んでいく。

 ──駄目でもいい。
 ──……そう、怖がらなくていいの。それは例え……痛みを帯びたとしても、とてもとても幸せなことだから。

 それは神も人もももろともに、時も場所も、あらゆる垣根を無に帰して。

 ──俺……俺も、いっぱい神依様のこと大事に思って造ったから。きっと上手くいく。

 ──だが──ありがとう。お前の父も、素直で清らな娘を持てて幸せだろう。

 ──……だが火山はまた、美しく清らかな水を生み出す。それがようやく、ようやくこの淡島に流れ着いた。餓えた日嗣自身が求め、引き揚げた。これを運命と呼ばずに何と呼ぶ。

 ──……俺はこの名に誓って、お前とお前の一族達を裏切らない。禊、童、そしてお前ら端神もだ。他の誰もがお前達を害しても、俺はこの家に在るお前達すべての味方だ。
 ──だからこの先、何があっても絶対負けんな。お前達が立ち止まらない限り……お前達の足元には常に道の神の加護がある。だから──だから、頑張れ。

 ──……ですからどうぞ、貴女は貴女の想う方の元へ、秋津のように駆けていって下さい。
 ──私はあの稲穂の神が厭いてくれるまで、何百年何千年でも貴女を待ち続けます。……そしてここまで申し上げたのですから、駄目だった時は責任を取って潔く、私の伴侶となって下さい。
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