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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第19章 還るべき場所
髪や肌が女の子に取ってどれほど繊細な問題か、あなた分かってないのよ。櫛のこと黙っているなんて──もっと早く教えてくれれば余計に気に病む必要なかったのに、ズルイじゃない。最初から自分一人で渡そうとしてたのね」
「……お前が聞かなんだだけだ」
「だからって、抜け駆けよ。しかもこんな時期に、寝着に打ち掛け一枚で女の子を風にさらすなんて──女の子は体を冷やしたら駄目なんだから! いいわよ、私ももう遠慮しないんだから」
「櫛名田様……」
ぎゅうっと息が苦しい程に胸元に抱き寄せられて、神依は今度は、その布越しの柔らかな乳房に甘える。何だか久しぶりに、とても楽しい気分だった。
 「あの……素戔鳴様、櫛名田様。一つだけ聞いてくれますか?」
「なぁに?」
「私……淡島に流れ着いたときから、もうお父さんとお母さんがいなかったんです。いたとしても、いっつもどちらか一人だけ……」
「神依──」
「二人揃うことは無くて、私が勝手にお母さんかもしれない、お父さんかもしれないって心の中で思うだけで。本当にそうなのかも解らなくて、だけどそれは聞いてはいけないことで……だから、初めてなんです。こうやってみんな揃ってくれるの……初めてなんです。……私がそう思っても、お二人は迷惑じゃありませんか? 私は良い子じゃないかもしれないけど……それでも、いいですか?」
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