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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第18章 垂る穂
 「──お祖母様が何を仰ろうとも私の心は変わりません。私は根の国に降ります。そして神依を、迎えに行きます。貴女の父もなさったことではありませんか」
「日嗣……ッ」
だから早く解放されるよう、それをはっきりと、一言一句祖母と神々が嫌がる言い方をすれば、背後からはあからさまにそれを嘆き、責めるどよめきが沸いた。
 ──いずれ我らの上に立ち、神々の威光の象徴ともなろうお方が、穢れた死者の国に降りられるのか……。
 ──黄泉国は怨念渦巻き、腐った亡者達が跋扈しておるというのに──淡島の端女のために、高天原に穢れを持ち込むおつもりか。
 ──お戻りになられるかも判らない。世継ぎの自覚があらっしゃらないのか……一体何をお考えになっておられるのだ──。
 日嗣の耳に届くのはそんな、体裁ばかり気にするような文言だったが、今更そんなものはどうでも良かった。そもそもあの炎の産屋から逃げ、淡島に隠れていた時からそんなものは捨てていた。
 しかし──
「御令孫は語るもおぞましき、蛭女(ひるめ)の色に取り憑かれておられる」
「……」
そんなどうでもいい物言いに混じって未だに口さがない噂で神依を悪し様に言う声も聞こえて、日嗣はそれだけは本当に許すことができなかった。
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