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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第18章 垂る穂
 例え端の巫女であっても、それは……確かに目の前の女神に取っては、一種の功績かもしれなかった。
 名の通り、天照から後継を示され今なおそれを剥奪されていない男神には、未だこの世界において、嫡子を残す義務もある。肌を交わすことができたなら、いずれはそれも叶うだろう。
 またその傷が癒えたなら、もう何を憚って逃げることもない──高天原の政や祭祀に戻ることもできる。名ばかりではなく、神々に、またこの世界に恩恵をもたらす、まこと日を嗣ぐ神と成れるのだ。
 それだけのことを後押しできる。それだけのことを支えられる女が、どうして蔑ろになどされるだろう。
 淡島の巫女では后(きさき)になるのは無理かもしれないが、生涯男神の心に寄り添いその愛を賜り、不自由のない暮らしを送れる立場と肩書きくらいはきっと貰える。“洞主”よりも遥かに高い地位。もう何をしなくとも、声一つ、身振り一つで全ての物が手に入る。
 他の男神と愛無き交わりなどしなくていい。玉や衣の対価に偽りの愛の言葉を捧げる必要も無い。馬鹿な男に体をまさぐられ、肉欲を注がれることも無い。他の巫女とは違う。
 私とは違う。
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