この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第17章 父が歩んだ道
 それは……余りに非情で、余りに無慈悲な言葉の蹂躙だった。その玉衣の言葉の一つ一つが、淡島に流れ着いてより神依が育んできた、あらゆるものを打ち壊す槌(つち)だった。
 洞主でさえ、今日までの神依の──その心を、心のあり方を定める一因であったというのに。神依が結んできた絆も、その絆が培ってくれた想いも、その全てが未だ「足りない」劣化品だと嗤われて、その価値を貶められてしまった。
 ──確かに神依は何も知らない。
 目の前の女性が何を思い、誰を想い、どう生きてきたのか、何も知らない。
 それを考えたこともあったが、問わなかった。血の繋がりは無くとも良き母であると彼女を見定め、その笑みと声に甘えるだけだった。──それが、いけなかったのだろうか。知らず知らず、彼女に苦しみを与えていたのだろうか。
 だとしたら……、いや、でも。
 初めてあの白砂の浜で出会った時、彼女はなんと言っただろう。
 それを許して貰えると思っていたのに。それを信じていたのに。
 まるで子を慈しむように優しく撫でてくれたあの指先も、言葉も、全て全て偽りだったのだろうか。
(……ああ)
/1229ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ