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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第16章 白日の下
 「大弟……」
自分はこんな──道ならぬ道を歩まされてきたのに。
 それでも玉衣のためだと、受け入れてきたのに。
 その玉衣の幸せさえ背後の巫女に奪われて、今日という日が過ぎた後のことはもう……月の無い霧夜を進まされるように、どうなるか分からない。
 なのに、この“男”は一人、大兄が得られなかったものを手にしている。
 ……次に唸るのは、大兄の番だった。
「大弟……──“お前は全て知っていた”はずだ……。玉衣様のお気持ちも、長年の苦労も苦悩も、それが誰のためなのかも……全て、全て知っていたはずだ……! なのに、何故それを裏切った……!」
「貴方ともあろう方が……愚問を。私は既に何度も申し上げたはずです。私はもう童ではありません。私は今ここに在る、神依様の禊です」
「だとしてもだ……、だとしても、お前が一言その巫女に、在りし日の話を漏らせばこんなことにはならなかった! 成程、お前の巫女は男が好きそうな、いかにも庇護欲を掻き立てられる手弱女(たおやめ)だ。お前が一言その話を報せれば、臆病風に吹かれるか、或いは分別を以て潔く身を引いただろう。お前ならば巫女の安寧と行く末を案じ、そうすることもできたはずだ。──なのに何故、お前はその道を少しでも考えなかった……!!」
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