この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第16章 白日の下
 荒祭宮(あらまつりのみや)。
 その怒れる魂に別の名を与えられるその女神は、自らと同じ怒りを抱えた数多の女達を煽り、命じる。
 そしてその手足となるべく、大兄を始めとする何十人もの禊が、神依と神依自身の禊……たった二人を取り囲んだ。


【3】

 私があの人に焦がれるようになったのは、あの夏の日からだった。
 ──美しい人。
 あの人は他の巫女達を遠ざけ、私の乱れた衣を寄せてくれた。無愛想な言葉ではあったけれど、労ってくれた。私はきっと何も応えられなかったと思う。
 そこへ酷く慌てたように、夏場だというのに顔を真っ白にした禊がようやく駆け付けた。
 私を陥れた巫女と禊を伴って、けれどももう私の瞳には、去っていくあの人しか映ってはいなかった。
 ──あの人の過去は知っていた。けれどそんなこと、恋をした私には些末なこと。
 ただあの人は運が悪かっただけ。その女神だって、ただ見た目が美しいというそれだけであの人に取り入って、生まれた子が本当にあの人の子か今でさえ分からない。父親がどこの何の神か分からぬ子など、あの方が抱くべきではない。良かったのだ。
 だから私は気にしなかった。
 だって、それさえ受け入れられないなら、本当の愛じゃない。心からの、愛じゃない。
/1229ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ